旧山鹿郡三十三観音霊場 " 凡導寺 "のページに写真を追加しました ( 2026.05.15 ) 記事を今すぐチェック!

– 凡導寺 – 旧山鹿郡三十三観音札所 二十二番札所

※ [ 2026.05.17 ] 山鹿市立博物館に所蔵されている「凡導寺の経筒」の写真を追加しました。

今回は、旧山鹿郡三十三観音札所 二十二番札所の「 凡導寺 」をご紹介します。

場所は、こちらです。

名勝不動岩の麓にある中世の古寺の跡


古くから奇岩で有名な名勝である、不動岩の麓にある。
観音堂は、改築されており、広さは二間×二間で入口はアルミ製の戸で施錠されています。
ですので、観音像のお写真を撮ることはできませんでした。
主仏は、阿弥陀如来で左に観音像、右に勢至菩薩の二体の脇侍があるそうです。

入口の右手前には、以前は鐘が吊り下げられていたようですが、現在は無いようです。
地域の信仰が篤く、水道に手洗いもあります。

平重盛のお産祈禱の為、建立と云い伝う

『鹿郡旧語伝記』に、不動岩は『蒲生の地にあり、凡導寺(ママ)の寅卯にあたる後ろの山をいう。前不動という岩の高さ46間余、一石なり。周り35間余、後不動半面岩なり。・・・』と。
また、凡導寺については、『府の天福寺末。元禄6年に寺号改め、独居山といえり。この寺往古平重盛御産の祈の為、建立と云い伝う。本尊観世音。・・・』

凡導寺の経筒

この寺跡より経典を納めるための『経筒』が発見されました。
出土した滑石製の『経筒』は円筒形の身部に蓋がかぶせられています。
身部の直径は13.2~7センチで内部に、直径9.2㌢、25.2㌢の深さで刳り抜かれています。
外面には銘文が刻まれていて、平安時代末期の久安元年(1145年)に造られたものだそうで。当時の信仰を示す貴重な資料です。
現在は、山鹿市博物館で保管されています。


目次

谷ふかく そびえしみねの岩しずく 流れのすえは ふちとなるもの


※この記事は、以下の書籍を参考に書いています。
(山鹿双書四・旧山鹿郡三十三か所札所巡り・児玉徳夫講演録より先生講演録)
(山鹿市の指定文化財(改訂版)~ふるさとの文化遺産~)


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この記事を書いた人

普段は高齢者福祉の現場に身を置き、地域交流をライフワークに。 もう一方で、山鹿の歴史や伝承を静かにたどっています。 このアカウントは、その三つの軸(福祉/交流/歴史)が日常のどこかでふっと交わる瞬間を拾い集める場所にしたいと思います。「やまがをさるく」管理人

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