山鹿市方保田に残る「馬を見た塚」の伝承
山鹿市方保田に、馬見塚という地名があります。
読み方は、”まみつか”
※ 馬を見る塚
※ 馬を見た塚
※ 馬が見える塚
地名としては短いのに、その奥に何か風景が残っているような名前です。
場所は、山鹿市方保田の一部の地域ですね。
でも、こういう地名の中にこそ、昔の人たちが見ていた景色や、語り継いできた記憶のようなものが、少しだけ残っている気がします。
馬見塚について、肥後国誌にはこのような記述があります。
現代語にすると、
景行天皇がこの地を巡幸された際、この場所で馬をご覧になったと伝えられている。
という意味になります。
そこに大きな塚があった。
そこに馬にまつわる記憶があった。
そこに、景行天皇の巡幸という物語が重ねられた。
その積み重なりの中で、馬見塚という地名が残ってきたのだと思います。
そして、この地域には実際に馬見塚古墳群があります。
馬見塚神社の裏手あたりに残る古墳群とされ、辻古墳を除いて未発掘のものも多く、詳しい年代などはまだ分からない部分があります。

※菊池川中流域古墳・横穴群総合調査報告書(4)より引用※
つまり、馬見塚は「名前だけが面白い場所」ではなく、古代から人の営みが重なってきた方保田の土地の記憶と、どこかでつながっている場所でもあります。
私は最近、山鹿の道端にある石仏や神社、古墳、古い地名を見ていると、いわゆる大きな歴史とは別に、普通の人たちが暮らしてきた歴史の厚みを感じることがあります。
誰かが道を歩いた。
誰かが塚を見上げた。
誰かが馬を引いていた。
誰かがその場所の話を子どもや孫に伝えた。
地域に暮らす私たちにとっては、案外そちらの方が身近で、大切なものなのかもしれません。
今回、その馬見塚という地名の由来伝承をもとに、Tシャツを作りました。
方保田に残る地名の物語として、少しゆるく、少し土っぽく、普段着として着られるデザインにしています。
イメージとしては、歴史資料というより、古いアウトドアブランドのTシャツのような感じです。
山、塚、道、馬。そして、ちょっと調べたくなる地名。
そんな一枚になればいいなと思っています。
正直、「馬見塚をTシャツにするのか」と笑ってもらっても、それはそれで嬉しいです。
でも、そのあとに少しだけ、
「馬見塚って、そういう意味だったのか」「方保田に古墳群があるんだ」「地名って面白いな」
と思ってもらえたら、もっと嬉しいです。
山鹿には、有名な観光地だけではなく、まだまだ身近なところに面白いものが残っています。
道端の石仏。
古い神社。
読めそうで読めない碑文。
昔から残る地名。
そして、誰かが守ってきた小さな場所。
そういうものに気づくことが、地域をもう一度見るきっかけになるのではないかと思っています。
馬見塚Tシャツは、その小さなきっかけのひとつとして作りました。
地域の歴史を難しく語るだけではなく、日常で着て、話のネタになって、そこから少しだけ土地の記憶に触れる。
そんなTシャツです。
◆ 商品について ◆
MAMITSUKA / Horse View Mound Tee

熊本県山鹿市方保田に残る地名、馬見塚をモチーフにしたTシャツです。
こちらで販売しています!
地元の方にも、歴史好きの方にも、少し変わったローカルTシャツが好きな方にも楽しんでいただける一枚です。
是非、着て楽しんでくださいね~~!!






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