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– 法華寺 – 旧山鹿郡三十三観音札所 十三番札所
地名に残る天台の古寺の跡・荘厳な雰囲気の札所
国道3号線を北に向かい、三岳小学校の手前を東に600メートル生き、岩野川にかかる法華寺橋を渡り、左折する。
法華寺集落の細い道を100メートル行くと、お堂があります。
杉などの大木や古木の林の中にあり、身の引き締まる雰囲気がします。
お堂は、古寺跡より少し下がって建ててあるという。2間×2間で奉納絵馬があります。
明治の頃に再建されています。本堂は、千手観音立像で高さは1メートル以上で、金色に塗られています。
≪ 境内には比丘尼の塔・五輪の塔 ≫
『 鹿郡旧語伝記 』に
「古寺の跡なり、本尊観世音。この古寺の跡は高天山(揺岳)西北の麓なり。いずれ故ある所と見ゆる」とあり、
『 鹿本郡誌抄 』には、「一説天台宗にて、一国一寺の法華寺也」ともある。
境内の石塔塔身に建保元年(1212)のものもあり、多くの石造物が往年の繁栄を物語っている。
市の天然記念物の木犀の古木がある。掃除が行き届き、地区の方のお参りが多い。
(山鹿双書四・旧山鹿郡三十三か所札所巡り・児玉徳夫講演録より先生講演録より引用)
こちらの石塔塔身は、年代の分かる塔身では、山鹿市内最古級のものだそうです。
■ご詠歌
花のはる 袖をつらねよこの寺の 心のくもり みねにはれゆく
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