記事の詳細

地名に残る天台の古寺の跡・荘厳な雰囲気の札所


国道3号線を北に向かい、三岳小学校の手前を東に600メートル生き、岩野川にかかる法華寺橋を渡り、左折する。
法華寺集落の細い道を100メートル行くと、お堂があります。

杉などの大木や古木の林の中にあり、身の引き締まる雰囲気がします。

お堂は、古寺跡より少し下がって建ててあるという。2間×2間で奉納絵馬があります。

明治の頃に再建されています。本堂は、千手観音立像で高さは1メートル以上で、金色に塗られています。

 

境内には比丘尼の塔・五輪の塔

『 鹿郡旧語伝記 』に

「古寺の跡なり、本尊観世音。この古寺の跡は高天山(揺岳)西北の麓なり。いずれ故ある所と見ゆる」とあり、

『 鹿本郡誌抄 』には、「一説天台宗にて、一国一寺の法華寺也」ともある。

境内の石塔塔身に建保元年(1212)のものもあり、多くの石造物が往年の繁栄を物語っている。

市の天然記念物の木犀の古木がある。掃除が行き届き、地区の方のお参りが多い。

(山鹿双書四・旧山鹿郡三十三か所札所巡り・児玉徳夫講演録より先生講演録より引用)

こちらの石塔塔身は、年代の分かる塔身では、山鹿市内最古級のものだそうです。

 

■ご詠歌

花のはる 袖をつらねよこの寺の 心のくもり みねにはれゆく

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


カレンダー

2019年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
ページ上部へ戻る