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今回は、旧山鹿郡三十三観音札所 二十三番札所の「 岩隣寺 」をご紹介します。


場所はこちら。

蒲生地区の菅原神社の隣で、本尊は板碑のレリーフの観音

山鹿市三玉地区の蒲生集落の中心にあります。
観音堂は切り石を積んだ境内で入口両脇に仁王像の石像が建っています。

観音堂は、一間×一間で左右は板壁となっています。本尊は、しゅみ壇の下にある板碑ではないかという説があるとのこと。
凝灰岩で観音のレリーフがあります。内陣には三体の仏があり、中央は毘沙門天、左には十一面観音、右にも観音があります。

古寺跡は、蒲生の観音信仰の跡

『鹿郡旧語伝記』に、「本蒲生にあり」とある。
『鹿本郡誌抄』には、「堂敷東西三間南北二間面積十五坪本村社の前に有り閑林寺跡と云い伝う創建年月旨等不詳」とある。
当地域の観音信仰が盛んだったと思われる。

● ご 詠 歌

くる春も 花は昔にかわらねど 人の心は 日々にかわれる


※この記事は、以下の書籍を参考に書いています。
(山鹿双書四・旧山鹿郡三十三か所札所巡り・児玉徳夫講演録より先生講演録)
(山鹿市の指定文化財(改訂版)~ふるさとの文化遺産~)



旧山鹿郡三十三観音札所マップを作りました。
観音堂めぐりの参考に使ってください


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