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今日は、三十三観音 九番札所のご紹介です。

” 円通寺 ”

ここは、山鹿市平小城地区の「城村城跡」の近くにある、観音堂です。

場所は、こちら。

平小城でも、入り込んだ場所なので分かりづらいと思います。
山道に入る前に、城村城跡の説明立板があるので、その手前を登り、しばらく進むと地元の方々の墓地があります。
その下手に観音堂があります。

では、札所のご紹介です。

円通時 – 第九番札所

観音堂は、「一間×一間」の瓦葺きで、三方吹き抜けの素朴な観音堂です。
周囲には全く民家はありません。

本尊は、「十一面観音」で、木彫りで彩色があり、高さ約50センチです。
山鹿市の指定文化財で、室町時代中期の作といいます。


『 鹿郡旧語伝記 』には、
城跡に入る谷頭にあり。本尊観世音。この円通寺の住僧合戦の時働きし功僧たり 』とあります。

天正時代、菊池市一族の隈部親安の城だったという、城村城の本丸跡が近く、国衆一揆の戦場となりました。

(山鹿双書四・旧山鹿郡三十三か所札所巡り・児玉徳夫講演録より先生講演録より引用)

■ご詠歌
花のはる 袖をつらねよこの寺の 心のくもり みねにはれゆく

 

★参考リンク
菊池一族 ≫ – https://www.city.kikuchi.lg.jp/ichizoku/
隈部親安 ≫ – ウィキペディア
城村城 ≫ – ウィキペディア

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