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– 中正寺 – 旧山鹿郡三十三観音札所 二十五番札所
今回は、旧山鹿郡三十三観音札所 二十五番札所の「 中正寺 」をご紹介します。
二十四番札所に近く、田園に面した道路改修記念碑が目印
山鹿より、鹿本に入ってすぐの地区内にあります。
御宇田バス停より300メートル行くと、右側に道路改修記念碑が建ち、その左側の集落に入り、一軒目の先に面してお堂が見えます。
観音堂は、一間×二間の板張りで、ブロックの基礎の上に建ちます。
本尊は、弘法大使の様な僧形の観音像で木彫彩色されています。高さは約30センチで、他に石仏一体があります。
御宇田氏菩薩所の古寺か・・・。
『鹿郡旧語伝記』には、『祈直庵。下御宇田村にあり。謂れ、この所御宇田大明神御神体を建立の時、その気を直すを埋めし所故きくす庵と里俗いえり』とある。
『鹿本町史』には、『中正寺跡。古いお寺であった。御宇田氏の菩薩所』ともある。
堂に、御宇田五山中正寺跡の標柱がある。
● ご 詠 歌
入相に こもりさみしさ はるのくれ しでの山路は ともとてもなし
※この記事は、以下の書籍を参考に書いています。
(山鹿双書四・旧山鹿郡三十三か所札所巡り・児玉徳夫講演録より先生講演録)
旧山鹿郡三十三観音札所マップを作りました。
観音堂めぐりの参考に使ってください
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