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こんにちは。

今日は、「旧山鹿郡三十三観音霊場」の二番札所 ” 川辺寺 ” をご紹介します。


 

本村の三叉路の観音堂

場所は、こちらです。

国道3号線沿いの南島地区の本村というところにあります。
鹿央町の境に近く、山鹿植木から入り込んだところで本村の三叉路に建っています。


一間×一間の素朴な造りですが、最近立て直されているようで、お堂は大変きれいになっています。
「揚柳寺」という別名もあるようです。

十一面観音座像と、聖観音座像の二体があり、両像とも高さ約40センチ、胸から上は金箔塗り、木彫の彩色があります。

国衆一揆で敗れた有働氏の位牌所

『鹿郡旧語伝記』には、「近流堂観世音。郡三十三札所、この観音堂、有働氏の位牌所といえり」とあります。
天正16年(1588)、有働兼元は、肥後の領主になった佐々成正の検地に反抗し、国衆一揆で敗れ切腹した。

地域では、女性だけで年2回の本村の座祭り。正月・五月・九月に観音祭りがあるそうです。
時には僧侶の読経もあるそうですよ。

観音堂の向かい側の曲がり角には2体のお地蔵様がおられます。


※この記事は、以下の書籍を参考に書いています。

(山鹿双書四・旧山鹿郡三十三か所札所巡り・児玉徳夫講演録より先生講演録)

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