記事の詳細
小栗郷に眠っていた不動明王像 ( 書籍:ふるさと探検より )
昔撮影した写真がどこに行ったのかわからないので、その時の写真は載せれませんが、以前より気になっていたものがあります。
それは、山鹿市鹿北町の道の駅” 小栗郷 ”のプール横に設置されていた石像です。
子どもたちが遊ぶプールの小高い場所に置いてあるにしては、雰囲気が合わないというか不自然さを感じました。
今日は、「ふるさと探検」という、鹿北町の文化財などについて書かれた本に、この石像の事が書かれていました。
それは、この書籍(P177)の「小栗郷に眠っていた不動明王」の項目です。
書籍からの引用の前に、写真をご覧ください。
ね、不思議でしょ~。
これが、子どもたちの遊ぶプールを見守るように設置されているんです。
さて、この石像の経緯が記載されていたので、ご紹介します。
「小栗郷に眠っていた不動明王
鹿北町が、小栗館の後ろの小高い丘に、ピクニック広場(遊歩道と展望台)を整備しました。
その遊歩道を整備中に、土に埋まっていた石像が発見されました。
「何の尊像じか、よくわからないので見てほしい」との連絡がありましたので、
早速文化財保護委員三人で向かいました。屋外プールから、丘に上がる遊歩道の途中にあるクヌギの下に安置してありました。
立派な不動明王の石像で保存状態もよく、欠けたところも見受けられません。
少し離れたところに、三段の蓮華の刻んだ台座もありました。
ただ、この不動明王像の台座かどうかいまのところ分かりません。
石を刻むための目印である朱墨が残っていますので、そう古いものではないと思います」<※文化財保護委員 古閑寛了さんの文章です※>
と、このように書かれていました。
さて、この不動明王像ですが、以前見た場所と今回伺った際に場所が違っているように思われます。
(これは勘違いかもしれません)
また、近くで見たのは今回が初めてなのですが、お顔のところに斜めに修復されているような跡が見受けられます。
熊本地震の時に倒れて破損したのでしょうか?
ただ、この不動明王像が土に埋まった状態で発見されたという事は、この地域でも信仰があったのでしょうね。
今のこの時に、また見つかり今は、小栗郷を訪れる方々を見守っているのでしょうね。
また、ふるさと探検より引用しますと、
鹿北町内では、一面二手の不動明王が多いようです。
・・・・
鹿北町内でも、田中・福原・宮迫・中津川の個人屋敷内や、ほか十三仏と一緒に祀ってある所もあります。
との記載があります。
不動明王さん、見つけられてよかったですね。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。