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山鹿市川辺の西牧地区にある、阿波島神社。
その鳥居の右方向へ小道を進むと、正面に「清水山蓮照寺」があります。

清水山蓮照寺について


この蓮照寺の由緒については、このような話があります。

文永11年(1274)蒙古襲来の1回目「文永の役」において、その頃菊地家の家臣であった「池尻朝重」が菊池有隆に従い奮戦し敵将を討ち果たし功を立てました。
その池尻朝重は延久2年(1070)に菊池家初代則隆に従い、肥後に来て西牧村に住み、代々菊池家の家臣となっておりました。

1回目の元寇以来、十五代の孫池尻越後長重は、豊後国玖珠郡檀村の成満寺二世浄通坊の弟子となり、髪をそり法身を釈明善と改め、西牧に草庵を結びました。
時は、永禄7年(1564)8月15日の事で、これが浄土真宗西本願寺派清水山蓮照寺の始まりと云われています。

蓮照寺の御帝石

さて、この連照寺には、寺の門口の左に大きな花崗岩の石が餅を重ねたように三つ大・中・小の順で重ねてあります。

この重なった石は、景行天皇の九州御巡幸の際、この地に寄られ、この石に休まれ住民に慈しみを施されたという言い伝えがあります。
村人は、天皇の御徳を称え、前記の場所に運んで正月四日、村民全部集まって帝祭りをしたそうです。
住職たちは、代々御徳を説いて、住民を善導したという事です。

そんな「清水山蓮照寺」の場所は、こちらです。


景行天皇にゆかりのある、山鹿市。
この西牧の地にも、このような言い伝え話があるのですね。

是非、阿波島神社にお立ち寄りの際には、こちらの蓮照寺にも足を運ばれてみてはいかがでしょうか。


※この記事は、以下の書籍を参考に書いています。
(山鹿市老連町おこし運動推進協議会の発行した「ふるさと山鹿」)


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