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山鹿灯籠の由来のある大宮神社を先の記事で紹介しました。

◎ 大宮神社 ” 山鹿灯籠の由来を持つ神社 ” [ 山鹿市 ]

そして今回は、山鹿温泉の守り神としてまつられている、四面神社をご紹介します。


さて、その四面神社はどちらにあるかと云いますとこちらです。

山鹿の豊前街道を菊池川のほとりまで下ります。
そこから国道3号線の方へ進むと、国道の下をくぐる小さなトンネルがあります。

その、トンネルをくぐると、右手にひっそりと小さなお宮が祀られています。

普段は、「四面宮」と呼ばれているそうです。
では、こちらの四面宮の由緒をご紹介します。

◎祭神 – 大己貴命
◎祭日 – 9月9日
※ 山鹿市宗方にある、宗方八幡宮の飛地境内神社となっています。

◎四面宮に伝わる伝承
 四面宮とは、珍しい名前ですが、九州には数カ所あります。
 古事記には、「九州は身一つにして面四つあり」とあるそうです。その四つの面に関係があるような名前ですね。
 長崎の諫早市にも四面宮があるそうで、そちらには随分と大きな而も由緒ある神社です。
 そちらの四面宮にも「大己貴命」が祀られています。

 山鹿市の四面宮は、非常に古い神社(平安時代創立)であるといわれています。
 雲仙岳の温泉神社から勧請してきたものと言い伝えられています。
 山鹿は、古代(奈良時代以前)から温泉が湧いていました。

 最初に湧いていたのは、この近くの下町の天神様あたりだろう話があります。
 その温泉の守り神として祀られたのがこの四面宮だったのです。

 温の端のお薬師さんより早く祀られた温泉の神様でした。
 その証拠には、大正時代までは温泉祭の時には必ずお薬師さんの神輿は四面宮まで担いできて、ここで中休みされていたとのことでした。

現在、四面神社は、宗方八幡宮の飛地境内神社になっています。
宗方八幡宮は、筑前国宗像郡から移住した「宗像某」と云う人が勧請したと云われています。
この神社が浮島と称して、如何なる菊池川洪水の時も浸水したことがない聖地と云われているそうです。

また、この宗方八幡宮については改めてご紹介します。

ではでは~。


(上記、山鹿市老連町おこし運動推進協議会の発行した「ふるさと山鹿」より引用しています。)


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