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今日は、旧山鹿郡三十三観音札所 第二十七番札所「円福寺」をご紹介します。

円福寺の場所はこちら。

県道沿いの路地奥にあるひっそりと佇む古寺の跡

山鹿市鹿本町の県道195号線を来民方面より、菊鹿町方面へ。髙橋バス停より約30メートル行き、左折し10メートルほど進むと、右に入る路地があります。その路地を入ると細い路地の奥に観音堂があります。
狭い路地なので、車を止める場所はもちろんありません。


この板碑と標板がありますので、分かりやすいかと・・・。

路地の奥にある観音堂。

観音堂は、一間半×一間半の広さで、境内樹木の手入れは行き届いております。「史跡水足山円福寺跡」の標柱があり、右脇には観世音菩薩立像がおられます。
本尊は、聖観音座像で、高さ早く50センチで光背があります。

境内には、鹿本町指定の五輪塔

『鹿郡旧語伝記』には、「古寺の跡。本尊観音」とあり、「鹿本町史」には、「鹿本町大字髙橋字八郎丸。農協支所裏にある。水足山円福寺の跡で、寺跡に観音堂がある。髙橋三福寺の一寺」と説明されている。
境内の残欠空風輪(五輪塔)は鹿本町指定文化財。
近くの4戸で観音堂のお世話をされているそうです。

● ご 詠 歌

時来れば おしめど花は散りにけり たのみすくなき 身の上ぞかし


※この記事は、以下の書籍を参考に書いています。
(山鹿双書四・旧山鹿郡三十三か所札所巡り・児玉徳夫講演録より先生講演録)


旧山鹿郡三十三観音札所マップを作りました。
観音堂めぐりの参考に使ってください


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