記事の詳細

久しぶりに、神社の紹介をします。
今日は、僕が大好きで雨上がりとかによく行く神社です。

明神谷 諏訪神社

場所はこちらです。

ちょっとわかりずらい部分もありますが、集落の民家をずんずん川沿いに山の方へと進むと、多分たどり着きます(汗)
グーグルマップに位置情報を入れずらづらかったので、分からないときは地元の方に尋ねてください(ごめんなさい)

さて、この諏訪神社は、明神谷といわれる場所に鎮座しています。

熊本名水百選にも選ばれている水源です。

そんなごろごろとした谷間の合流地点に建てられているのが諏訪神社です。

谷間に建てられたお宮ですので、苔むす感じが凄く進歩的な雰囲気を醸し出しています。
この雰囲気が好きなので、雨上がりなど湿気が多い時に行くのが好きなのです。

さて、こちらの由緒などについて説明します。

◎祭 神: 建御名方神
◎例祭日:12月6日(元12月11日)

※小坂にある熊野座神社の飛地境内神社をなっています。

山鹿・植木神社誌を見ても、上記飛地境内神社となっており、はっきりとした由緒については分かりません。
ただ、『山鹿市史 下巻』に、こちらに伝わる雨乞い踊りについての記載があるようです。

中世を感じさせる雨乞い踊り

雨乞い踊りは、三岳地区の小坂部落に昔から伝わるものです。地域の人々の語り伝えによると室町時代の中頃(600年程前)ではないかと言われています。
付近の西岳(標高648m)頂上に「お池さん」とよぶ池があり、ずっと昔から、どんな日照りの時も水がかれたことがないと言われています。その水の流れ出るふもとに、諏訪明神をまつった神社があります。この神社と頂上の「お池さん」の間を白蛇が行き来しているとの伝説が残っています。杉の巨木がうっそうとして立ち、巨岩の間を清水がほとばしるように流れ、小坂川の源流となっています。
昔、雨が全く降らずに、田畑の米や野菜も枯れてしまい、村人たちは、食べるものがなくて困りました。この時、村人たちは、神社に集まり、ひょうたんに水を入れて腰に付け、笛や太鼓や鉦(かね)をならしながら、うちわを手にして踊り明かしました。すると、雨が降ってきて、米や野菜がいっぱい実りました。こうして、この祭りが始まったといわれています。
この神社は、とても霊験あらたかで、昔は村内をもとより玉名郡や筑後の八女郡、山門郡、遠くは佐賀県からも雨乞い祈願があり、今もそのお礼参りの奉納絵馬がたくさん残っています。
この雨乞い踊りは、男は帷子(かたびら)ハチ巻き、女はゆかた、姉さんかぶりのいでたちで、めいめい右手にうちわ、左手にひょうたんを持って、ひょうたんに入った雨の種をかたむけて出し、うちわでまき散らすという、身振りおかしく踊りまくるとても素ぼくで単純な踊りです。 これをはやし立てる道具には、直径1メートルほどある大銅鑼(おおどら)と、小太鼓、笛、鉦があり、天地をふるわすようなにぎやかな音を立てます。
中空であるひょうたんは古来、神が宿る特別なものであるという考えがありました。これを踊りという芸能に持ちこんだのが空也の念仏踊りです。「鉢たたき」と俗に言いますが、実際にはひょうたんをたたく芸能であったといわれています。小坂の雨乞いは、大きく体を曲げて踊る単調な振りの繰り返しといい、ひょうたんを用いることといい、中世の芸能の姿を今に伝えていて、そこに芸能の価値が見いだされます。
「ひょうたん年かい  雨年かい  ひょうたん年なら  米とろばい  雨年なら粟とろばい」と囃子(はやし)たてながら、にぎやかに、村中の人々が入れ替わり立ち替わり踊っていたそうです。
戦前までは、村中総出で、熱狂的に踊ったそうですが、しだいに踊られることが少なくなっていきました。「雨乞い踊り」がなくなってしまうことを悲しんだ一部部落の人々が、ぜひ将来に残していきたいと運動を起こし、昭和37(1962)年12月7日に、「小坂雨乞い踊り保存会」が結成されました。8年後には、山鹿市無形文化財の指定を受け、遠い祖先が残してくれた「雨乞い踊り」を立派に保存していきたいとがんばっています。現在では、各地の文化祭や記念行事などで踊られています。

上記情報は、「熊本県総合博物館ネットワーク・ポータルサイト」より引用しています。
 https://kumamoto-museum.net/blog/archives/chiiki/1357

写真は、私の手元にはありませんが、「熊本県博物館ネットワークセンター 収蔵資料データベース」に、昔実際に踊りを踊られているときの写真がアーカイブに残されています。

一度、映像記録として残させていただけないが、地元の方に相談してみたいと思っています。

諏訪神社を写真でご紹介します




さて、先日こちらを映像で撮影してきました。
こちらも是非ご覧いただければと思います。

是非YOUTUBEへのチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

では皆さん、また今度~。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


カレンダー

2020年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  
ページ上部へ戻る